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2018/12/25
硬水と軟水の違いって何?それぞれのメリットとデメリット。使い分けと飲み分けを解説。
「この水は硬い」「この水は軟らかい」
こんな言葉を聞いたことがあると思います。これは水の硬度によるもので、いわゆる硬水、軟水のことを指しています。ここでは、硬水と軟水の違いや使い分け、それぞれ用途やメリットとデメリットを解説します。
目次
- 硬水、軟水の違い。硬度。
- 硬度とは
- ミネラルウォーターの硬度
- 硬度と採水地の特性
- 硬度と味
- 料理との相性
- お茶、コーヒー、紅茶、ウイスキーには硬水?軟水?
- 赤ちゃんのミルクに使う水は軟水がいいか硬水がいいか?
- ラベルには鉱水と書いてあります。硬水のことですか?
- まとめ
硬水、軟水の違い。硬度。
硬水、軟水はマグネシウムイオンとカルシウムイオンの含有量で決まります。これを硬度と呼び、硬度の値によって硬水か軟水か決まります。

硬度とは
水の硬度はカルシウムイオンとマグネシウムイオンの量で決まります。硬度が高いほど、これらミネラルが多く含まれています。

ミネラルウォーターの硬度
市販のミネラルウォーターは採水地により硬度が大きく異なります。

硬度と採水地の特性
水の硬度は地層を通る際にミネラルがどれだけ溶け込むかで決まります。石灰岩層が多い地域では硬度が高くなり、火山地域では軟水になりやすい傾向があります。

地域ごとの硬度の違い
日本国内でも地域によって硬度は大きく異なります。特に関東地方では比較的硬度が高く、関西では軟水が多い傾向があります。

料理との相性
硬度の違いは料理の仕上がりにも影響します。軟水は素材の風味を引き出しやすく、出汁料理や和食に向いています。硬水は肉料理やパスタの茹で上がりに適しています。

ここでは、硬水と軟水について、その違いや硬度の意味、基準値などを解説します。
目次
- 硬水と軟水の違いは?
- 硬度と硬度の求め方
- WHOによる硬度の分類
- 日本の水は軟水が多い
- ミネラルウォーターの硬度について
硬水と軟水の違いは?
水の中のカルシウムやマグネシウムなどの含有量(硬度)により「硬水」「軟水」に分類されます。一般的に硬度が高いほど硬水、低いほど軟水と呼ばれます。
硬度と硬度の求め方
硬度とは、水に含まれるカルシウムおよびマグネシウムの量から算出される指標です。

WHOによる硬度の分類
WHOでは水の硬度を以下のように分類しています。
・軟水:0〜60 mg/L
・中硬水:60〜120 mg/L
・硬水:120〜180 mg/L
・非常な硬水:180 mg/L 以上
日本の水は軟水が多い
日本では地質の影響から軟水が多く、一般家庭で使用される水もほとんどが軟水です。
ミネラルウォーターの硬度について

市販のミネラルウォーターには硬水・軟水の両方があり、ボトルに硬度が明記されています。硬度の高い硬水はミネラル摂取に適していますが、飲み慣れない方はお腹がゆるくなる場合があります。
まとめ
硬水と軟水の違いは「硬度」にあります。生活用途や体質に合わせて使い分けることが大切です。